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青森県八戸市南郷にある「山の楽校」さんから 焼畑見学会のお誘いを頂きました。
こちらでは、約10年前に小中学校が閉校となり、その後、
田舎の体験学習が出来る施設として「山の楽校」が立ち上がりました。
毎週のように様々な体験イベントが行われているほか、
7年前からは、「究極の自然農法」として焼畑を半世紀ぶりに復活させ、
最近では雑誌「rakra」でも紹介されるなど、注目が集まっています。
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実は、北上山地ではかつて焼畑が行われ、
そこでは雑穀や豆・麦などが栽培されていた歴史があります。
岩泉町にも「鼠入」(そいり)という地区名がありますが、
これは焼畑を意味する「ソーリ」という言葉からきているという説もあります。
かつての北上山地の暮らし方は岡惠介さんの「視えざる森の暮らし―北上山地・村の民俗生態史」に
詳しく紹介され、その中でも焼畑についてふれられています。
岩泉も、南郷も同じ南部藩、似たような文化を持っているはず?
もしかすると昔の岩泉の焼畑にもかなり近いのでは?
と思い、やってきました山の楽校。
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合い言葉は「やっぱり田舎って良いよなぁ!」
本日は焼畑体験&そば打ち体験に、東京からもツアーのお客様が来るようです。
焼き畑は雨だと当然できないので、絶好びより?
ちょっと暑いくらいですが、風も弱く、快晴でいい天気です。
事前に焼く区画には 燃やす材料として 1か月も前から集めた、乾いた松の枝葉が敷き詰められています。
 周囲には防火帯がつくられ、地元消防団が周囲に水を散水し、待機。準備万端です。
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さて、参加者みんなで火入れスタート!
燃え始めはものすごい勢いです。近くにいるとサウナより熱いです。
10時に火入れして、おおかた燃えたのは12時ごろ。
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焼き終わった後、特殊なクワを用いた「アラキおこし」という、焼畑後の畝たての実演&体験。
根っこを切り、もとは山だった地面(意外とフカフカ)を起こしながら、
同時に畝を立ててゆく作業。
普通のクワとちょっと違いコツが要ります。
このようにおおかた焼き終わっても、地面はこのあと当分温まったままとのことで、
今日は一日火の番をして、翌日以降に全面的にアラキおこし、そして大豆の種まきとのことです。
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すでにこの取り組みは7年目で、最初に焼いた場所(手前)は畑作を終了し、
原野に返し休ませるサイクルに入っています。
その区画の中には、すでにアカマツの実生(種から自力で発芽した芽)が生えていました。
来年以降の取り組みについては検討中とのことですが、
この貴重な取り組みの今後に期待したいと思います!
帰りには、焼畑で育った大豆の「豆しっとぎ」を購入し、美味しく頂きました。
今回は焼畑を見させてもらいましたが、
「山の楽校」の農家レストランや、様々な体験プログラムも、気になります!

by kyounoinaka | 2015-06-09 12:51 | ■活動 スローフード岩手